引っ越しラボ
🏠 物件探し #SUUMO #HOMES #athome #物件探し #賃貸サイト

SUUMO vs HOMES vs athome|物件サイト比較と使い分け方

🙂 越野さや 公開: 更新:

「同じ物件なのに家賃が違う」から始まった疑問

5回目の引っ越しのとき、SUUMOで見ていた物件をHOMESで検索したら家賃が2,000円安く載っていたことがありました。同じ物件なのになぜ?と疑問に思って調べてみると、物件サイトの仕組みや、サイトごとの特徴について理解が深まりました。

これは実際に起こりやすい現象で、不動産会社が各サイトに登録する際に情報を個別に入力しているため、家賃や条件が微妙に異なるケースがあります。また、一方のサイトには掲載されているのに、もう一方には載っていない物件も存在します。

家賃がサイトによって異なる理由としては、主に3つ考えられます。①不動産会社がサイトに登録した後、値下げ情報をすべてのサイトに更新しきれていない(更新漏れ)、②入居者が集まらず大家が値下げしたが、特定のサイトにしか反映されていない、③掲載ミスや入力ミス。いずれにせよ、複数サイトで同じ物件を見かけた際は必ず不動産会社に電話して現在の正確な家賃を確認することが重要です。

結論から言うと、賃貸物件を探すときに1つのサイトだけを使うのは非常に非効率です。SUUMOだけで探していると、HOMESやathomeにしか載っていない掘り出し物を見逃します。逆に、すべてのサイトをバラバラに使っても情報が散らばって疲弊します。

この記事では、12回の引っ越し経験から見えてきた各サイトの特徴と、効率的な使い分け方を解説します。


3大賃貸サイトの基本情報

SUUMO(スーモ)

運営: 株式会社リクルート 掲載物件数: 日本最大級(賃貸・売買・新築含む数百万件規模) 強み: 掲載数の多さ、知名度の高さ、情報の詳しさ

HOMES(ホームズ)

運営: 株式会社LIFULL 掲載物件数: 国内最大級(公称値。賃貸・売買・新築含む複数カテゴリの合計) 強み: 「暮らしコスト」などの独自情報、UI/UXの使いやすさ

athome(アットホーム)

運営: アットホーム株式会社 掲載物件数: 全国数百万件規模 強み: 不動産会社との直接連携、地方物件の充実度

※掲載物件数はリアルタイムで変動し、カテゴリや重複の計算方法によってもサイトごとに異なります。各サイトの公称値をそのまま比較することはあまり意味がないため、「実際に自分の希望エリアで何件ヒットするか」で比較するのがおすすめです。


SUUMO(スーモ)の特徴と使い方

最大の強みは「掲載数」と「情報の充実度」

日本の賃貸サイトでは最も知名度が高く、利用者数も多いとされています。掲載されている物件数が多いため、まず最初に使うサイトとして適しています。物件の写真が多く、360度パノラマ写真が掲載されている物件もあり、事前に部屋の雰囲気を確認しやすいのが特徴です。

物件ページの情報量が多く、「近くの施設」「周辺の家賃相場」なども確認できます。初めて一人暮らしをする人にとって、SUUMOは情報収集の起点として最適なサイトです。

SUUMOが得意なケース

  • 都市部(東京・大阪・名古屋など)の物件を探すとき
  • 大手不動産会社の物件を見たいとき
  • 物件の詳細情報(写真・設備・周辺施設)をしっかり確認したいとき

SUUMOの注意点

地方・郊外の物件は掲載数が少ない傾向があります。また、「おとり広告」と呼ばれる、すでに契約済みなのに掲載し続けている物件が混ざっていることがあります(これはどのサイトでも問題ですが)。問い合わせたら「その物件はもう埋まっています」と言われた経験が、私は3回あります。

おとり広告は宅地建物取引業法で禁止されていますが、情報更新の遅れにより意図せず残り続けているケースが多いのが実態です。気になる物件は早めに問い合わせて、現在も募集中かを確認することが重要です。

SUUMOの上手な使い方

検索条件を「こだわり条件」で細かく絞り込む機能が充実しています。「築年数」「構造(RC・木造)」「リノベーション済み」「保証人不要」など、30以上の条件で絞り込めます。まず広めの条件で検索し、気になった物件をお気に入り登録してから、条件を絞って比較するのがおすすめです。

また、スマートフォンアプリ版はプッシュ通知機能があり、条件に合う新着物件が出たときにすぐ知らせてくれます。繁忙期(1〜3月)は良い物件がすぐ埋まるため、通知機能のオンは必須です。


HOMES(ホームズ)の特徴と使い方

独自情報「暮らしコスト」が便利

HOMESの最大の特徴は「暮らしコスト」という機能で、物件の家賃だけでなく、電気・ガス・水道代の目安や、近隣コンビニ・スーパーまでの距離など、生活コストの総合的な情報が確認できます。

家賃以外の固定費(光熱費)は毎月の生活に直結するため、この情報は物件選びの重要な判断基準になります。「家賃が安いと思ったら光熱費が高くて毎月の生活費はむしろ高かった」ということを避けるためにも、暮らしコスト情報の確認は有効です。

また「住まいの安心安全情報」として、ハザードマップ(洪水・地震リスク)の情報も物件ページ内で確認できるのは便利です。これは国土交通省などのハザードマップ情報と連携したもので、物件を選ぶ際の安全面のチェックにも活用できます。

HOMESが得意なケース

  • 生活コスト全体を把握したうえで物件を選びたいとき
  • 治水・地震リスクなど安全面を重視したいとき
  • UIがわかりやすく、使い勝手を重視したいとき

HOMESの注意点

掲載物件数はSUUMOと重複している物件も多く、純粋なユニーク物件数で比較することには限界があります。また、地方よりも都市部に強いサイトです。

一部の物件で情報が古いままになっているケースもあるため、問い合わせ前に「現在も募集中か」を確認することをおすすめします。

HOMESの上手な使い方

「通勤・通学路線を指定して探す」機能が便利です。勤務先の最寄り駅を入力すると、乗り換え回数や所要時間を踏まえた物件検索ができます。通勤時間を重視する場合は、この機能から入るのが効率的です。

また、物件の「月々いくらかかるか」を家賃以外の費用も含めてシミュレーションできる機能もあり、初めて一人暮らしする人が生活費の全体像を把握するのに役立ちます。


athome(アットホーム)の特徴と使い方

不動産会社との直結が強み

athomeは元々不動産業者向けのシステム会社であったこともあり、不動産会社との連携が強い傾向があります。そのため、SUUMOやHOMESに掲載されていない物件が見つかることがあります。特に地方・郊外・築古物件については、athomeの方が充実している地域もあります。

私の経験では、地方での引っ越しのときにSUUMOで良い物件が見つからず、athomeを調べたところ地元の不動産会社だけが扱っている手頃な物件を発見したことがありました。

athomeが得意なケース

  • 地方・郊外で物件を探すとき
  • 大手サイトに載っていない地元密着型の物件を探すとき
  • 古い物件やリノベーション物件を探すとき

athomeの注意点

UIはSUUMOやHOMESと比べてやや古く、使い勝手が劣ると感じる人もいます。写真が少ない物件も多く、内見前の確認がしにくいことがあります。

また、地元の不動産会社が管理している物件は、問い合わせへの返信が遅かったり、営業時間が限られていたりすることもあります。

athomeの上手な使い方

地域の不動産会社への連絡窓口として使うのが効果的です。「この物件を取り扱っている不動産会社はどこか」を調べてから直接問い合わせると、交渉がスムーズになることがあります。また、地元に根ざした不動産会社は物件の細かい情報(近隣の騒音状況、管理の良し悪しなど)も持っていることが多く、率直に質問してみると有益な情報を得られることがあります。


3サイト以外に知っておきたいサイト

UR賃貸(UR都市機構)

礼金ゼロ・仲介手数料ゼロ・保証人不要が特徴の公的な賃貸住宅です。初期費用を抑えたい人には非常に有利です。ただし審査には収入要件があり、入居倍率が高い人気物件はすぐ埋まります。また、築年数が古めの物件が多い傾向があります。

goodroom(グッドルーム)

デザイナーズマンションやリノベーション物件に特化したサイトです。「おしゃれな部屋に住みたい」「個性的な物件を探したい」人に向いています。通常の賃貸物件サイトとは異なるラインナップが揃っています。

チャット型物件探しサービス

「DOOR賃貸」など、チャットで物件探しができるサービスが増えています。自分で検索するのが面倒な人や、条件を相談しながら絞り込みたい人に向いています。担当者に相談しながら進めるため、初めての一人暮らしで何を重視すればよいかわからないときにも使いやすいです。

不動産会社の自社サイト

大手仲介会社(エイブル・アパマンショップ・ピタットハウスなど)は自社サイトに独自物件を掲載していることがあります。大手サイトに載っていない「非公開物件」を扱っている場合もあります。希望エリアに店舗がある場合は、直接来店して相談するのも有効な手段です。


効率的な使い分けフロー

私が12回の引っ越しで確立した物件探しのフローを紹介します。

ステップ1:SUUMOで条件を整理する(1〜2日)

まずSUUMOで広めの条件で検索し、気になる物件を10〜20件お気に入り登録します。この段階では「どんな条件で探すか」を自分の中で整理することが目的です。物件を見ながら「やっぱり駅近の方がいい」「バストイレ別は必須にしよう」などと優先条件が明確になってきます。

ステップ2:HOMESで補完する(1日)

SUUMOで気に入った条件と同じ設定でHOMESを検索し、SUUMOにない物件がないか確認します。通勤路線検索や暮らしコスト情報も活用してみてください。

ステップ3:athomeで掘り出し物を探す(1日)

地方や郊外の場合はathomeで追加検索します。大手サイトに載っていない物件が見つかることがあります。

ステップ4:内見候補を3〜5件に絞る

重複を除いた物件リストから、実際に内見したい候補を3〜5件に絞ります。10件以上内見すると情報過多になって判断力が落ちます。「もう少し見てから決めよう」と思い続けると、良い物件を逃します。

ステップ5:不動産会社にまとめて問い合わせる

複数の物件を1つの不動産会社にまとめて問い合わせると、移動が効率的です。「○○駅周辺で1LDK、家賃7万以内の物件を3〜4件まとめて内見したい」と伝えると、担当者側も調整しやすくなります。また、この段階で「他にも似た条件の物件があれば紹介してください」と一言添えると、サイト未掲載の物件を紹介してもらえることがあります。


サイト選びよりも大切なこと:「情報の鮮度」を確認する

どのサイトを使うかよりも大切なのが、「その物件が本当に今でも空いているかどうか」の確認です。

賃貸サイトの掲載情報は更新が遅れることがあり、実際はすでに契約済みの物件が残り続けることがあります。気になる物件が見つかったら、「現在も募集中ですか?」とすぐに問い合わせるのが鉄則です。

また、「内見に行ったら思ったより狭かった」「写真と全然違った」ということも頻繁にあります。写真は広角レンズで撮影されていることが多く、実際の部屋は写真より狭く見えます。内見の際は、実際に生活した場合のイメージを持ちながら、採寸(メジャー必携)を忘れずに行いましょう。


まとめ:1サイトに頼らず、3サイトを使い倒す

サイト強みおすすめの使い方
SUUMO掲載数最大・情報が詳しいまず最初に使うメインサイト
HOMES生活コスト情報・UI良好通勤路線検索・安全情報確認
athome地方・地元密着物件に強いサブ検索・掘り出し物探し

3サイトをうまく組み合わせることで、1つのサイトだけでは見つけられなかった物件と出会える可能性が高まります。

初めての一人暮らしで物件探しに慣れていない人ほど、「1つのサイトで見つけた物件をそのまま契約する」という流れになりがちです。しかし、ほんの数日間3つのサイトを使い比べるだけで選択肢は大きく広がります。

情報収集に使う時間は惜しまず、でも「判断する」フェーズではスパッと決める。そのメリハリが、良い物件を見つける最大のコツです。

note

12回の引っ越し経験を全部まとめました

失敗リスト・チェックリスト・費用シート・業者交渉スクリプトを全部まとめた有料マニュアル。

引っ越し完全マニュアルを見る →

Author

越野さや

@hikkoshi_lab

無類の引っ越し好き。これまで3都道府県で12回単身引っ越しをし、総額引っ越し費用は500万円を超える。引っ越しによって人生を変えてきた。人生を変えるには住む場所を変えるべきと思っている派。