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仲介手数料を抑える方法|ゼロ物件の探し方と直接交渉の現実

🙂 渡邊悠介 公開:

仲介手数料で10万円以上節約した話

9回目の引っ越しのとき、普通の不動産会社で物件を探すと仲介手数料が家賃1ヶ月分(88,000円)かかる見積もりが出ました。「なんとかならないか」と調べたところ、仲介手数料ゼロを打ち出している不動産会社があることを知り、同条件の物件をそちらで探したところ仲介手数料がゼロで契約できました。

88,000円が丸ごと節約できたわけです。引っ越し費用・新居の家具購入に充てることができ、「こんなに差があるものか」と驚きました。

仲介手数料の仕組みを知っていれば、合法的に節約する方法はいくつかあります。この記事で全部解説します。


仲介手数料の仕組みを正しく理解する

仲介手数料とは

不動産会社(仲介業者)が、貸主(大家)と借主(入居者)の間を取り持つことへの報酬として受け取る費用です。宅地建物取引業法により、以下のように上限が定められています。

法律上の上限

  • 借主からの上限:家賃の0.5ヶ月分+消費税
  • 貸主からの上限:家賃の0.5ヶ月分+消費税
  • 合計:家賃の1ヶ月分+消費税

重要な点:法律上は借主・貸主それぞれから0.5ヶ月分ずつが上限ですが、「依頼者の同意があれば借主から1ヶ月分取ることができる」という解釈が業界慣習として定着しています。そのため、多くの物件で借主が1ヶ月分を全額負担させられています。

これは業界の慣習であり、変えられる余地があります。


仲介手数料をゼロにする方法①:仲介手数料無料の不動産会社を使う

「仲介手数料無料」はどうして可能なのか

仲介手数料を借主からゼロにできる理由は、「貸主側から仲介手数料を受け取ることで収益化できる」からです。

通常の仲介業者は「借主から0.5〜1ヶ月分」もらいますが、仲介手数料無料の会社は「貸主から広告費(AD)として1〜2ヶ月分」もらう構造になっています。

貸主が「空室を早く埋めたい」と思えばADをより多く設定するため、仲介手数料無料でも仲介業者が利益を得られる仕組みです。

仲介手数料無料の不動産会社・サービス

イエッティ(ietty) チャット形式で物件探しができ、仲介手数料無料の物件を多く扱っています。

goodroom(グッドルーム) デザイナーズ・リノベーション物件に特化しており、仲介手数料無料の物件も多数。

エイブル 「仲介手数料半額」をアピールしており、一般的な不動産会社より手数料が安いことがあります。

UR賃貸 礼金・仲介手数料・保証人が不要という、公的な賃貸住宅です。収入条件はありますが、条件を満たせば非常にコスパが良いです。

DOOR賃貸 仲介手数料無料特集のページがあり、ゼロ物件をまとめて検索できます。


仲介手数料をゼロにする方法②:貸主と直接契約する

大家から直接借りる「直接賃貸」

不動産会社を通さず、大家から直接借りることで仲介手数料が発生しません。

しかし現実には、以下の理由でハードルが高いです。

  • 大家が個人の場合、どこにいるかわからない
  • 大手マンション・アパートは管理会社が窓口になっている
  • 物件情報が表に出てこない(賃貸サイトに掲載されていない)

直接契約できる可能性がある場面

地元の老朽アパートや戸建て貸家 個人の大家が自分で管理しているケースがあります。「貸家」と書かれた看板をよく見ると、管理会社ではなく個人の連絡先が書いてある場合があります。

社宅・法人契約の空き物件 勤務先が社宅を用意している場合、仲介手数料なしで入居できることがあります。

友人・知人からの紹介 知人の大家が空室を持っている場合、直接交渉で入居できることがあります。


仲介手数料をゼロにする方法③:管理会社に直接問い合わせる

「元付業者」に直接問い合わせる

賃貸物件の流通の仕組みとして、「元付業者(大家から直接依頼を受けた不動産会社)」と「客付業者(入居者を探す不動産会社)」が存在します。

通常の賃貸サイトで問い合わせると、客付業者(仲介手数料を借主から取る会社)が対応します。

しかし、元付業者に直接問い合わせることで、「貸主側の業者から1ヶ月分をもらっているため、借主からは手数料ゼロ」という交渉ができることがあります。

元付業者の見つけ方

物件情報の掲載元(情報提供会社)を確認すると、元付業者がわかることがあります。同じ物件が複数の不動産会社のサイトに掲載されている場合、最初に掲載したのが元付業者である可能性が高いです。


仲介手数料を交渉で下げる方法

仲介手数料ゼロは難しくても、半額程度に交渉できるケースはあります。

交渉が通りやすいタイミング

  • 閑散期(6月〜8月、11月〜1月)
  • 空室期間が長い物件
  • 繁忙期を外した引っ越し

有効な交渉フレーズ

「仲介手数料を半額にしていただけますか?もし難しければ、他にも検討している会社があるので判断します」

「こちらの物件に即決していただけるなら仲介手数料を安くする、というようなご対応は可能でしょうか?」


仲介手数料ゼロ物件の注意点

注意点1:物件の質が低いとは限らないが、確認は必要

「仲介手数料ゼロ」だからといって、物件の質が低いわけではありません。しかし、ADが高い(=大家が早急に入居者を募集したい)物件には、「なぜ空室が続いているのか」を確認することが重要です。

「日当たりが悪い」「騒音が多い」「設備が古すぎる」などの理由で入居者が集まりにくい物件の可能性があります。

注意点2:仲介手数料ゼロでも他の費用が高い場合がある

「仲介手数料ゼロ」の代わりに、他の初期費用(火災保険・鍵交換・消臭施工など)が割高に設定されているケースがあります。「仲介手数料ゼロ」だけで判断せず、初期費用の総額を比較しましょう。

注意点3:エリアによっては仲介手数料ゼロ物件が少ない

人気エリア・都市中心部では、大家がADを設定しなくても自然と入居者が集まるため、仲介手数料ゼロ物件が少ない場合があります。エリアの選択肢を少し広げることで見つかる場合があります。


直接交渉の「現実」を正直に話す

仲介手数料の「直接交渉」については、SNSやブログで「担当者に直接交渉すれば必ず下がる」という情報が溢れていますが、現実は少し異なります。

大手不動産会社(エイブル・アパマン・ピタットハウスなど)は、仲介手数料の交渉余地が小さいことが多いです。個人・中小の不動産会社の方が交渉余地がある傾向がありますが、それでも断られることは普通にあります。

「交渉したら0.5ヶ月に下がった」という成功例も確かにありますが、「断られて終わり」ということも同様に多いです。

一番現実的なアプローチは、「最初から仲介手数料ゼロを打ち出している会社を選ぶ」ことです。交渉するより、最初から仕組みとして手数料がゼロになっている業者を使う方が確実です。


まとめ:仲介手数料を節約する現実的な手順

ステップ1:仲介手数料無料サービスで先に検索する

goodroom・ietty・DOOR賃貸などで、仲介手数料ゼロ物件をまず探す。

ステップ2:気に入った物件の元付業者を探す

一般的な賃貸サイトで気に入った物件が見つかったら、その物件の元付業者を探して直接問い合わせる。

ステップ3:閑散期を狙って交渉する

閑散期(6〜8月・11〜1月)に引っ越しスケジュールを組み、交渉の余地を最大化する。

ステップ4:総額で判断する

仲介手数料だけでなく、火災保険・鍵交換・オプション費用を含めた初期費用の総額で比較する。

仲介手数料は5〜10万円以上の差になることも珍しくありません。少しの手間で大きな節約につながる部分ですので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。

📝 note

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Author

渡邊悠介

12回の引っ越し経験者。引っ越しの失敗と成功を繰り返してきた。その経験をもとにリアルな情報を発信中。