一人暮らしのWi-Fiルーター選び|光回線と比較してわかったこと
引っ越してすぐWi-Fiが使えないと地獄
引っ越し経験を積んで最も後悔したことの一つが「ネット環境の準備を後回しにしたこと」。最初の一人暮らしで光回線の開通工事を申し込んだのが引っ越し後、工事の予約が取れたのが1ヶ月半後だった。その間、スマホのギガを消費しまくり、追加ギガ代として毎月4,000〜5,000円が余分にかかった。
以来、引っ越しが決まったら真っ先にネット環境の手続きをするようにしている。この記事では、一人暮らしのWi-Fi環境の選択肢を整理し、それぞれの向き・不向きを解説する。
一人暮らしのWi-Fi環境の選択肢は3つ
1. 光回線(固定ブロードバンド)
NTTのフレッツ光を使った固定インターネット回線。光ファイバーケーブルを直接部屋に引き込むタイプ。
特徴
- 通信速度が速い(下り最大1Gbps〜10Gbps)
- 通信量の制限がない(使い放題)
- 工事が必要(入居後1〜2ヶ月かかることも)
- 月額費用:3,500〜6,000円(プロバイダ込み)
向いている人
- リモートワーク・動画配信・ゲームをする人
- 1つの物件に2年以上住む予定の人
- 安定した通信を重視する人
光回線を契約するとき、プロバイダとセットで申し込む「光コラボ」(SoftBank光・ドコモ光・auひかりなど)がお得な場合が多い。スマートフォンのキャリアに合わせて選ぶとセット割引が適用される。
2. ホームルーター(置き型Wi-Fi)
モバイル回線(4G/5G)を使って室内でWi-Fiを飛ばす据え置き型のルーター。光回線と違い工事不要で、コンセントに挿すだけで使える。
特徴
- 工事不要(すぐ使える)
- 速度は光回線よりやや落ちる(下り100〜500Mbps程度)
- 月によって通信速度が変動することがある
- 月額費用:3,500〜5,500円
代表的なサービス
- ソフトバンク Air(SoftBank)
- home 5G(NTTドコモ)
- WiMAX +5G(UQ WiMAX)
向いている人
- すぐにWi-Fiを使いたい人
- 2年以内に引っ越す可能性がある人
- 工事が難しい物件(賃貸制限あり)の人
3. モバイルWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)
持ち運びができる小型のWi-Fiルーター。外出先でも使えるが、自宅での固定回線として使うには通信制限がかかる場合がある。
特徴
- 持ち運びができる
- 工事不要
- 月によって速度制限がかかる(3日で10GB制限など)
- 月額費用:3,000〜5,000円
向いている人
- 出張・外出が多い人
- インターネット利用量が少ない人
- 仮住まいや短期滞在の人
光回線 vs ホームルーターの比較
| 項目 | 光回線 | ホームルーター |
|---|---|---|
| 通信速度 | 非常に速い(1Gbps〜) | 速い(100〜500Mbps) |
| 安定性 | 安定 | 混雑時に遅くなることあり |
| 通信制限 | なし | なし(多くのプランが無制限) |
| 初期費用 | 工事費1〜2万円 | 端末費0円〜(キャンペーンで無料も) |
| 月額費用 | 3,500〜6,000円 | 3,500〜5,500円 |
| 開通までの時間 | 1〜2ヶ月 | 即日〜数日 |
| 引っ越し時の手続き | 面倒(撤去工事あり) | 簡単(持ち運びできる) |
頻繁に引っ越すならホームルーター、1〜2年以上住む予定なら光回線がお得になる可能性が高い。
Wi-Fiルーター(アクセスポイント)の選び方
光回線を契約した場合、自分でWi-Fiルーターを用意する必要がある場合がある。プロバイダによってはレンタルルーターが付いてくるが、自前で購入したほうが性能が良く長期的にお得。
一人暮らしに最適なWi-Fiルーターのスペック
Wi-Fiの規格
- Wi-Fi 5(802.11ac):現在の標準。一人暮らしには十分
- Wi-Fi 6(802.11ax):最新規格。より高速・多接続に強い
- Wi-Fi 6E:さらに新しい規格。6GHz帯を使えるが対応機器が必要
一人暮らしにはWi-Fi 5〜6の安価なモデルで十分。
おすすめルーターモデル
予算5,000円以内(コスパ重視)
TP-Link Archer AX23 Wi-Fi 6 ルーターをAmazonで見る
予算10,000円前後(バランス重視)
ASUS RT-AX57 Wi-Fi 6 デュアルバンドルーターをAmazonで見る
予算15,000円以上(高性能)
TP-Link Deco XE75 Wi-Fi 6E メッシュWi-Fiをあmazonで見る
引っ越し前にやるべきネット手続き
スケジュールの目安
| 手続き | タイミング |
|---|---|
| 光回線の申し込み | 引っ越し1.5〜2ヶ月前 |
| 工事日の予約 | 申し込みと同時 |
| ホームルーターの申し込み | 引っ越し1〜2週間前でもOK |
| Wi-Fiルーターの購入・セットアップ | 開通工事の当日か翌日 |
光回線は人気の時期(3〜4月)は工事が混み合うので、できるだけ早めに申し込むこと。
マンション・アパートは「建物内共有光回線」を確認
マンションによっては建物全体で光ファイバーが引かれていて、各部屋への引き込みが不要な「マンションタイプ(VDSL or LAN配線方式)」になっている場合がある。この場合は工事不要で、プロバイダ契約だけでOK。入居前に管理会社に確認しよう。
費用まとめ
光回線の初年度コスト(目安)
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 工事費 | 10,000〜22,000円 |
| Wi-Fiルーター(自前購入) | 5,000〜15,000円 |
| 月額費用(12ヶ月)× 4,000円 | 48,000円 |
| 初年度合計 | 63,000〜85,000円 |
キャンペーンや工事費無料・キャッシュバックを利用すると大幅に安くなる。契約前に最新のキャンペーン情報を確認しよう。
ホームルーターの初年度コスト(目安)
| 費用項目 | 金額 |
|---|---|
| 端末費用 | 0〜30,000円(キャンペーン次第) |
| 月額費用(12ヶ月)× 4,500円 | 54,000円 |
| 初年度合計 | 54,000〜84,000円 |
まとめ
一人暮らしのWi-Fi環境は「今すぐ使いたいか」「長期間住む予定か」で選択肢が変わる。
- すぐに使いたい・引っ越しが多い → ホームルーター(ドコモ home 5G・WiMAXなど)
- 2年以上住む予定・リモートワークやゲームをする → 光回線一択
どちらの場合も、引っ越しが決まったらネット環境の手続きは最優先でやること。後回しにすると毎月のスマホ代が余分にかかることになる。
Author
渡邊悠介
12回の引っ越し経験者。引っ越しの失敗と成功を繰り返してきた。その経験をもとにリアルな情報を発信中。