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一人暮らしのベッド選び|サイズ・種類・予算別おすすめガイド

🙂 越野さや 公開: 更新:

「シングルにしておけばよかった」と後悔した話

2回目の引っ越しのとき、「セミダブルのほうが快適だろう」とセミダブルベッドを購入した。部屋は6畳。ベッドが部屋の半分を占め、圧迫感がひどくて4ヶ月後の引っ越し時に泣く泣く処分した。処分代が5,000円かかった上に、次の部屋でまたベッドを買い直すはめに。

それ以来、引っ越しのたびにベッド選びには慎重になった。12回の引っ越しでベッドを買い直したのは合計5回。その経験から学んだ「一人暮らし向けのベッド選びの正解」を余すことなく伝える。

ベッドは冷蔵庫・洗濯機と並ぶ生活の核となる家具です。毎日使うものだからこそ、最初に正しい選び方を知っておくことで長期間の快適さが変わります。


まず確認すること:部屋の広さとベッドサイズの関係

ベッドを買う前に必ず部屋の広さを確認しよう。一般的な一人暮らしの間取りである6〜8畳の部屋では、ベッドのサイズ選びが部屋の使いやすさを大きく左右する。

主なベッドサイズ一覧

サイズ幅×長さ(目安)向いている部屋
セミシングル80〜90cm × 195〜200cm4〜5畳の狭い部屋
シングル97〜100cm × 195〜200cm6畳〜(一人暮らし標準)
セミダブル120cm × 195〜200cm8畳以上推奨
ダブル140cm × 195〜200cm10畳以上が理想

なお、ベッドサイズの規格はメーカーによって多少異なります。購入前にカタログや製品ページで実寸を確認しましょう。

6畳の一人暮らしはシングル一択と考えてほぼ間違いない。6畳(約9.9平方メートル)にセミダブル(幅120cm)を置くと、残りのスペースが非常に限られ、ベッド以外の家具を置きにくくなります。


ベッドフレームの種類と選び方

1. 脚付きマットレス(脚付きベッド)

フレームとマットレスが一体になったタイプ。組み立てが簡単で価格も手頃。一人暮らしの最初のベッドとして選ぶ人が多い。

メリット

  • 価格が安い(5,000〜30,000円)
  • 組み立てが簡単
  • 通気性が良い(床との間に空間がある)

デメリット

  • 収納スペースがない
  • マットレスだけ替えられない(フレームと一体なため)

2. すのこベッド

フレームがすのこ状になっているタイプ。通気性が抜群で、湿気が多い日本の気候に向いている。

メリット

  • 通気性が高くカビが生えにくい
  • 軽い(移動しやすい)
  • 価格帯が広い(8,000〜50,000円)
  • 引っ越し時に解体・組み立てが比較的簡単

デメリット

  • 軋み音がするものもある(パーツの接合部が緩んでくると発生しやすい)
  • マットレスが薄いと硬く感じる

3. 収納ベッド(引き出し付き)

ベッド下に引き出し収納がついているタイプ。一人暮らしで収納スペースが少ない場合に非常に役立つ。

メリット

  • 収納スペースが増える
  • 衣類・シーツ・季節物をまとめて収納できる

デメリット

  • 価格が高め(20,000〜80,000円)
  • 重いので引っ越し時が大変
  • 通気性がやや低い(引き出し部分が床を塞ぐため)

4. ロフトベッド

ベッドを高い位置に設置し、下のスペースをデスクや収納として活用できるタイプ。6畳以下の狭い部屋で有効活用できる。

メリット

  • 縦方向のスペースを最大活用
  • ベッド下にデスクや棚を置ける

デメリット

  • 上り下りが面倒(特に夜中、体調不良のとき)
  • 天井との距離が近くなる
  • 圧迫感がある場合がある
  • エアコンの風が直接当たりやすい(冬は寒く、夏は暑い)

5. フロアベッド(ローベッド)

床に近い位置にマットレスを置くタイプ。天井が低い部屋でも圧迫感がなく、部屋を広く見せる効果がある。

メリット

  • 部屋が広く見える
  • 価格が安いものが多い

デメリット

  • 床の冷気が伝わりやすい(冬は寒く感じることがある)
  • ほこりが溜まりやすい(床に近いため)
  • カビが生えやすい(通気性が低い)

マットレスの選び方

ベッドフレームよりも実は睡眠の質に影響するのがマットレス。「安いベッドフレームに良いマットレス」の組み合わせが一人暮らしのコスパベストとも言われる。

マットレスの種類

ボンネルコイル コイルスプリングが互いに連結されているタイプ。通気性が良く価格が安い。少し硬めの寝心地。コイルが連結しているため、寝返りの振動が全体に伝わりやすい。

ポケットコイル コイルが1つずつ独立した袋に収められているタイプ。体の形に合わせてフィットする。ボンネルコイルより寝返りの振動が伝わりにくく、体圧分散性が高い。価格はやや高め。

ウレタンフォーム(低反発・高反発) コイルを使わないタイプ。低反発は体が沈み込む包まれる感覚、高反発は反発力で体を支えるしっかりした感覚がある。折りたたみができるモデルも多く、引っ越しのしやすさが魅力。

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マットレスの厚さ目安

厚さ向いている用途
5cm以下フレームと組み合わせる薄型用(単体での使用は推奨されない)
8〜10cm脚付きベッドや敷きパッドとして
15〜20cmスタンドアローンで使用できる厚さ
20cm以上ホテル仕様・高品質な寝心地

予算別おすすめプラン

予算20,000円以内(最低限)

  • 脚付きマットレス(フレーム+マットレス一体):15,000〜20,000円

一体型なのでこれ1点で完結する。品質は落ちるが、試しに一人暮らしを始めるなら十分。引っ越し頻度が高い場合はこのタイプが処分も簡単。

予算50,000円(バランス)

  • すのこフレーム:15,000〜25,000円
  • ポケットコイルマットレス:20,000〜30,000円
  • 合計:35,000〜55,000円

フレームとマットレスを分けて購入することで、将来どちらかだけ替えることができる。長期使用を想定するならこのプランが最もコスパが良い。

予算100,000円(長期使用)

  • 収納付きフレーム or 高品質すのこ:30,000〜50,000円
  • 高品質マットレス(ポケットコイルor高反発):40,000〜60,000円
  • 合計:70,000〜110,000円

5〜10年使い続けることを前提にした選択。睡眠の質が仕事や健康に影響することを考えると、マットレスへの投資は十分価値があります。


ベッドを買う前に確認するポイント

  1. IKEAやニトリで実物を見る:オンラインだけで決めず、一度体で確かめる
  2. 搬入経路の確認:ベッドは大きく、玄関や廊下を通れるかを必ず計測
  3. 引っ越しの頻度を考慮する:頻繁に引っ越す場合は軽くて組み立てやすいタイプ
  4. 処分のしやすさ:不要になったときの処分方法を事前に調べておく(粗大ゴミの費用は地域によるが1,000〜3,000円程度が目安)

ベッドの寿命とメンテナンス

一般的にベッドフレームの寿命は8〜10年程度、マットレスは5〜8年程度が目安とされています(使用状況によって大きく異なります)。

長持ちさせるためのケア

  • マットレスは定期的に裏表・上下を返して使用(2〜3ヶ月に1回を目安)
  • すのこベッドは年1回ほどすのこを外して乾燥させる
  • シーツは週1回以上洗濯し、清潔を保つ
  • マットレスプロテクター(防水カバー)を使うと汚れ・湿気からマットレスを守れる

まとめ

一人暮らしのベッド選びで最も重要なのは「部屋のサイズに合ったものを選ぶ」こと。6畳ならシングル、8畳でもシングルで十分なことが多い。

収納スペースが少ない場合は引き出し付き収納ベッドが便利だが、引っ越しを頻繁にする可能性があるなら軽くて扱いやすいすのこベッド+マットレスの組み合わせがおすすめ。

フレームよりマットレスにお金をかけたほうが睡眠の質は上がる。まずは予算の優先順位を決めてから選ぼう。睡眠は毎日8時間近く過ごす「最も長い時間を使う家具」だからこそ、最初に正しい投資をする価値があります。

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Author

越野さや

@hikkoshi_lab

無類の引っ越し好き。これまで3都道府県で12回単身引っ越しをし、総額引っ越し費用は500万円を超える。引っ越しによって人生を変えてきた。人生を変えるには住む場所を変えるべきと思っている派。