引っ越しラボ
💰 業者・費用 #引っ越し業者 #費用 #閑散期 #節約 #時期

引っ越し費用が安い時期|閑散期を徹底活用して30万円節約した話

🙂 越野さや 公開:

はじめに:同じ引っ越しで料金が2倍以上違う現実

引っ越しを12回経験した中で、費用に最も大きく影響したのは「時期の選択」だった。

同じ業者・同じ距離・同じ荷物量の引っ越しでも、時期によって料金は2倍以上変わる。これは誇張ではなく、実際に僕が経験したことだ。

9回目と10回目の引っ越しはほぼ同条件だったが、9回目は3月(繁忙期)で14万円、10回目は9月(閑散期)で6万5000円だった。差額7万5000円。12回分の積み重ねで計算すると、閑散期活用による節約総額は30万円を超えている。

今回は「閑散期を徹底活用する方法」を、具体的な数字とともに解説する。


引っ越し料金の「年間変動グラフ」

引っ越し料金は1年を通して大きく変動する。一般的な相場の動きを見てみよう。

料金が最も高い時期(繁忙期)

3月中旬〜4月上旬:年間最高値。新生活シーズンで業者の予約が2〜3ヶ月前から埋まる。特に「3月20日〜4月5日」は最高値圏。

通常の1.5〜2倍の料金が相場。単身(1K)の引っ越しでも、東京近郊で8〜15万円が当たり前になる。

料金が次に高い時期(準繁忙期)

9月〜10月:秋の転勤シーズン。企業の人事異動が集中するため、法人需要が増える。春ほどではないが、やや高め。

通常より1.1〜1.3倍程度。

料金が最も安い時期(閑散期)

1月〜2月中旬:年間最安値圏。正月明けで需要が最低水準に落ちる。寒さのデメリットはあるが、費用は最安値になりやすい。

通常価格の0.6〜0.8倍。業者がキャンペーンを打つことも多い。

5月〜6月:ゴールデンウィーク直後。新生活ラッシュが落ち着き、急に静かになる時期。閑散期の始まりで狙い目。

11月〜12月中旬:年末に向けて少し動くが、基本的に閑散期。12月は引っ越しを避ける人が多く安め。


閑散期別・節約額の実データ

過去12回の引っ越しから、閑散期活用による節約額を算出した。

引っ越し距離時期実際の費用繁忙期の場合(推定)節約額
2回目近距離6月4.2万円7万円2.8万円
4回目中距離5月5.5万円9万円3.5万円
8回目近距離1月4万円8万円4万円
10回目長距離9月9.5万円17万円7.5万円
12回目中距離11月6万円11万円5万円

累計節約額(これら5回分だけでも):22.8万円

さらに他の引っ越しでも部分的に閑散期・平日・フリー便を活用しているため、トータルでは30万円を超える節約になっている。


閑散期の業者交渉術

閑散期は業者が仕事を取りたがっているため、交渉が成功しやすい。以下の方法で積極的に値引きを狙おう。

交渉術1:「他社より安くしてほしい」と率直に言う

閑散期の業者は同業他社に仕事を取られたくないため、競合見積もりに対抗してくれる可能性が高い。

「他の業者から○万円の見積もりが来ているんですが、それより安くなりますか?」と率直に聞く。繁忙期だと「それは難しい」と言われることが多いが、閑散期はかなりの確率で値引きしてくれる。

交渉術2:「当日の午後便・フリー便でいい」と伝える

時間の融通が効くことを伝えると、業者のスケジュール上都合が良いため、さらに値引きが期待できる。「午前は無理ですが、午後14時以降ならOKです」という一言で5000〜1万円変わることがある。

交渉術3:段ボールや梱包材を「おまけ」で要求する

現金値引きが難しい場合でも、「段ボール20箱を無料でください」「エアキャップ(気泡緩衝材)をつけてください」という形でのサービス追加を交渉する。実質的なコスト削減になる。

交渉術4:複数社の見積もりを競わせる

1社ずつ連絡して値引き交渉するより、一括見積もりサービスを使って複数社から同時に見積もりを取り、最安値の業者に「さらに安くなりますか?」と聞く。閑散期はこの競合交渉が最も効果を発揮する。


閑散期の「デメリット」と対策

閑散期には費用以外の側面でデメリットも存在する。知っておいた上で対策しよう。

デメリット1:冬(1〜2月)の寒さ

1〜2月は最安値だが、引っ越し作業中に凍えることになる。

対策

  • 作業当日の服装を防寒仕様にする(貼るカイロ必携)
  • 冷蔵庫・洗濯機の搬入後は水抜きに注意(凍結リスク)
  • スタッフへの飲み物は温かいものを用意する(印象も良くなる)

デメリット2:賃貸の退去・入居のタイミング調整

多くの人が3〜4月に引っ越すため、賃貸市場では「3月末退去・4月1日入居」という物件サイクルになっている。閑散期に引っ越す場合、希望の物件が少ないことも。

対策

  • 閑散期でも「礼金なし・フリーレント付き」の物件を積極的に探す
  • 閑散期に仮押さえして、入居は少し後にする交渉も可能

デメリット3:ガス開栓の立ち会いが年末年始は対応外

12月末〜1月初旬は、ガス会社の対応が年末年始休業になる場合がある。

対策

  • ガス会社に事前に確認する
  • 年末年始を避けて12月上旬か1月中旬以降にする

「どうしても3〜4月に引っ越さないといけない」場合の対処法

転勤・学校の関係で繁忙期以外の選択肢がない場合でも、コストを抑える方法はある。

方法1:できるだけ早く予約する

繁忙期でも、2〜3ヶ月前に予約すれば「早期割引」や「良い時間帯」を確保できる。直前(1〜2週間前)の予約は最も高く、最悪予約自体取れないことも。

方法2:平日を選ぶ

3月でも平日の料金は週末より1〜3万円安い。職場に事前に相談して「引っ越し休暇」を使えないか交渉しよう。

方法3:荷物の量を徹底的に減らす

荷物が少ないほど小さいトラックで対応でき、費用が下がる。繁忙期前に大規模な断捨離を実行する。売れるものは売って引っ越し費用に充てる。

方法4:フリー便(時間おまかせ)を選ぶ

繁忙期でも時間指定をなくすだけで数千円〜1万円安くなることがある。午後遅めの到着になる可能性はあるが、費用優先なら有効な手段だ。


閑散期に引っ越した僕の実感

閑散期(特に1〜2月)に引っ越した経験から正直に言うと、デメリットを感じたことは「寒さ」くらいだ。

むしろ、閑散期の良さをいくつも実感している:

  • 業者のスタッフが余裕を持っている:繁忙期のバタバタした雰囲気がない
  • 丁寧な作業をしてもらえる:次の現場を急かされる心配が少ない
  • ガスの開栓立ち会いが早い:繁忙期は1週間待ちになることもあるが、閑散期は翌日〜数日以内に来てくれる
  • 賃貸の交渉がしやすい:大家・管理会社も空室を早く埋めたいため、交渉に応じやすい

費用だけでなく、引っ越し体験の質自体が閑散期の方が良いことが多い。


まとめ

閑散期の引っ越しは「費用が安い」だけでなく、様々なメリットがある。

  • 最安値時期:1〜2月(ただし寒さ対策が必要)
  • 次点の狙い目:5〜6月、11月
  • 交渉が成功しやすい:閑散期は業者側も仕事を取りたい
  • 賃貸交渉もしやすい:空室を埋めたい管理会社は交渉に応じやすい

日程の自由度があるなら、最優先で閑散期を狙うべきだ。これだけで数万円〜十数万円の節約が実現する。

note

12回の引っ越し経験を全部まとめました

失敗リスト・チェックリスト・費用シート・業者交渉スクリプトを全部まとめた有料マニュアル。

引っ越し完全マニュアルを見る →

Author

越野さや

@hikkoshi_lab

無類の引っ越し好き。これまで3都道府県で12回単身引っ越しをし、総額引っ越し費用は500万円を超える。引っ越しによって人生を変えてきた。人生を変えるには住む場所を変えるべきと思っている派。