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引っ越し荷物の箱詰めコツ|順番・方法・梱包材を全部教える

🙂 渡邊悠介 公開:

食器を全部割った、あの引っ越しの教訓

2回目の引っ越しのとき、まだ荷造りの経験が少なかった僕は「とにかく詰めればいい」という感覚で作業を進めた。食器は段ボールにそのまま重ねて入れ、上から衣類を乗せてテープで閉じた。当然、引っ越し先で箱を開けたら、コーヒーカップ4個中3個が割れていた。お気に入りのセットだったのに、あの後悔は今でも忘れられない。

あれから10回以上の引っ越しを経て、食器どころか壊れやすいものを一切傷つけずに運べるようになった。この記事では、僕が実践している荷造りの「順番・方法・梱包材」を全部まとめて紹介する。


荷造りの基本原則:4つのルール

具体的なテクニックに入る前に、荷造り全体を通して守るべき基本原則を押さえておこう。

ルール1:「使う頻度が低いもの」から詰める

日常的に使うものを先に詰めてしまうと、引っ越し前の生活が不便になる。季節外の衣類・本・飾り物など、「なくても今は困らないもの」から順番に箱に入れていく。

ルール2:箱の重さは「1箱15kg以内」を目安にする

重いものを1つの箱に詰め込みすぎると、搬入・搬出で腰を痛めたり、底抜けしたりする。本は特に重くなりがちなので要注意。本は小さい箱に少量ずつ分けることが鉄則だ。

ルール3:箱の中に隙間を作らない

隙間があると輸送中に荷物が動き、中で破損する原因になる。隙間は新聞紙・プチプチ・衣類などで必ず埋める。

ルール4:箱に中身・部屋名を書く

引っ越し先で箱を開けるとき、中身が書いてあると探す手間が省ける。「キッチン:調味料」「寝室:本」のように、部屋名と内容を箱の側面と上面に書く。


荷造りを始めるタイミングとスケジュール

荷造りは「早く始めれば始めるほどいい」が、引っ越し1ヶ月前から計画的に進めるのが現実的だ。

引っ越し1ヶ月前〜3週間前:優先度「低」のものから

  • 本・雑誌・DVD
  • 季節外の衣類(冬服 or 夏服)
  • 使っていない雑貨・飾り
  • 思い出品・アルバム

この時期は焦らなくてよい。「このカテゴリは今の生活で使わないな」と感じたものを粛々と箱に入れていくだけでOK。

引っ越し2週間前:日用品・キッチン用品

  • よく使わない調理器具
  • ストック食品(使い切れるものは消費する)
  • バスタオル以外のタオル類
  • 予備の日用品(シャンプー・洗剤のストック)

引っ越し3〜5日前:家具以外のほとんど

  • 毎日使う以外の食器
  • 衣類(2〜3日分を除く)
  • テレビ・ゲーム機などの電子機器
  • 洗面台の小物

引っ越し前日〜当日朝:最後に残したもの

  • 毎日使う食器(コップ・茶碗)
  • 洗面用具・歯ブラシ
  • 充電器・スマホ
  • 寝具(当日の朝、起きたら即詰める)

カテゴリ別の梱包テクニック

食器・ガラス類

食器の梱包は引っ越し作業の中で最も注意が必要なカテゴリだ。

用意するもの

  • 食器専用の仕切り(業者からもらえる場合がある)
  • プチプチ(気泡緩衝材)
  • 新聞紙
  • 薄手のハンカチや不織布

梱包の手順

  1. 皿類は1枚ずつプチプチか新聞紙で包む。皿は「縦置き」が基本。縦に立てることで輸送中の衝撃が分散される。横に積み重ねると割れやすい。
  2. コップ・グラス類は口の部分を下向きにして新聞紙で包み、コップの中にも丸めた新聞紙を詰める。
  3. 箱の底に新聞紙を厚めに敷いてからコップを並べ、さらに上から新聞紙で覆う。
  4. 箱の側面に「割れ物注意」「天地無用」と書く。

2回目の引っ越しでカップを割った僕が3回目以降に実践したこの方法で、以降10回以上の引っ越しで食器の破損はゼロだった。

本・雑誌

本は小さい段ボール(みかん箱サイズ)に詰めるのが鉄則。大きい箱に詰めると重くなりすぎて底が抜けたり、持ち上げられなくなったりする。

  • 背表紙を上にして縦に詰めるか、水平に積む
  • 1冊ずつビニール袋に入れると雨・濡れ防止になる
  • 1箱10kg程度を目安にする

衣類

衣類の梱包はもっとも自由度が高い。ただし、いくつか注意点がある。

オフシーズンの衣類:圧縮袋に入れるとスペースが大幅に削減できる。真空タイプより手で押さえるタイプが繰り返し使えて便利。

ハンガーにかかったままの衣類:ガーメントバッグやゴミ袋を使って、ハンガーごと包む。箱から出してたたむ手間が省けて、引っ越し先でもそのまま収納できる。

下着・靴下:バッグや衣装ケースにまとめて入れる。わざわざ段ボールに入れなくて良い。

テレビ・電子機器

理想は元の箱:テレビ・ゲーム機・プリンターなどは、買ったときの箱を保管しておくと、引っ越しのときに安心して梱包できる。

元の箱がない場合

  • テレビはプチプチで全体を包み、毛布や布団で覆って運ぶ
  • 液晶面に直接プチプチが当たらないよう、薄い布をかませる
  • コードは機器ごとに束ねてテープで留め、「どの機器のコード」か書いておく

コードの管理は多くの人が失敗するポイントだ。僕は7回目の引っ越しのとき、コードをまとめてひとつの箱に入れたら、引っ越し後にどれがどれかわからなくなって解読に2時間かかった。機器ごとに袋に入れてラベルを貼るのが正解だ。

洗濯機・冷蔵庫の梱包

洗濯機と冷蔵庫は、基本的に引っ越し業者が専用の梱包資材で梱包してくれる。ただし、事前に自分でやっておくべき準備がある。

洗濯機

  • 引っ越し前日までに洗濯槽を乾燥させておく
  • ホースの水を抜く(メーカーの説明書を確認)
  • 輸送中に洗濯槽が動かないよう「輸送ボルト」を取り付ける(業者が持っていることも多いが、紛失している場合は購入が必要)

冷蔵庫

  • 引っ越し前日に電源を切り、霜を溶かしてから拭く
  • 引っ越し前に食品は使い切るか廃棄する
  • 業者には「前日に電源を切ります」と伝えておく

段ボールの調達方法とおすすめサイズ

無料で手に入る方法

  • 引っ越し業者からもらう:見積もりや契約時に段ボールを無料提供してくれる業者が多い。「段ボールも用意してもらえますか?」と確認してみよう。
  • スーパー・ドラッグストアでもらう:閉店後や朝の開店前に「段ボールください」と伝えると、廃棄前のものをもらえることがある。
  • 近所の引っ越し済みの人からもらう:SNSやジモティーで「段ボール無料で差し上げます」という投稿を探す。

購入する場合

Amazonや楽天でも段ボール箱のセットが販売されている。50枚セットで2,000〜3,000円程度。こだわりがなければ業者からもらうか、スーパーでもらうので十分だ。

おすすめサイズ

  • 小箱(みかん箱サイズ):本・食器・重いもの専用
  • 中箱:一般的な荷物に万能。これがメインになる
  • 大箱:軽いもの(衣類・寝具)のみに使用。重いものは絶対に入れない

便利な梱包グッズ一覧

グッズ用途入手先
プチプチ(気泡緩衝材)食器・電子機器100円ショップ・ホームセンター
圧縮袋衣類・布団100円ショップ・Amazon
ガムテープ(布製)段ボールの封 ・補強100円ショップ・ホームセンター
マジック(太め)箱への記入100円ショップ
新聞紙食器の緩衝・隙間埋め自宅にある古新聞
ガーメントバッグハンガー衣類Amazon・ホームセンター
ビニール紐雑誌・本を束ねる100円ショップ

大半のものは100円ショップで揃う。引っ越し専用の高い梱包グッズを買う必要はほぼない。


箱のラベリングシステム

引っ越し先での開梱を楽にするための、僕が実際に使っているラベリング方法を紹介する。

基本フォーマット

箱の側面(2面)と上面の3か所に以下を書く。

【部屋名】キッチン
【内容】食器・鍋
【優先度】高(すぐ開ける)/ 低(後でOK)

部屋名のカラーコーディング

マジックの色を部屋ごとに変えると、業者が「どの部屋に運ぶか」一目でわかる。

  • 赤:リビング
  • 青:寝室
  • 緑:キッチン
  • 黒:その他(廊下・押し入れ)

業者に「マジックの色が部屋を示しています」と伝えておくと、適切な場所に置いてもらいやすい。


まとめ:荷造りは「段取り8割」

引っ越しの荷造りは、段取りをしっかり組めば当日のパニックを避けられる。

荷造りの要点まとめ

  1. 使う頻度が低いものから段階的に詰める
  2. 食器・ガラスは縦置き・プチプチ必須
  3. 本は小さい箱に、重さ10kg以内を目安に
  4. 電子機器のコードは機器ごとに分けてラベリング
  5. 箱には部屋名・内容・優先度を書く
  6. 洗濯機・冷蔵庫は前日までに準備を済ませる

2回目の引っ越しで食器を割った経験から12回分の引っ越しで磨いてきた方法だ。丁寧に準備することで、引っ越し先での片付けも格段に楽になる。ぜひ実践してみてほしい。

📝 note

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Author

渡邊悠介

12回の引っ越し経験者。引っ越しの失敗と成功を繰り返してきた。その経験をもとにリアルな情報を発信中。