家賃をクレカ払いにする方法|クレカリ賃貸で毎月ポイントを稼ぐ
「家賃だけはポイントが貯まらない」と思っていた私へ
12回引っ越してきて、毎月の出費で一番「もったいないな」と感じていたのが家賃でした。
電気代・スマホ代・サブスク——ありとあらゆる支出をクレジットカードに集約してポイントを貯めてきたのに、家賃だけは口座振替一択。毎月7〜8万円が何のポイントにもならずに消えていくのが地味にストレスでした。
それがクレカリ賃貸を使ってから変わりました。管理会社に何も言わなくていい。大家の承諾も不要なケースがほとんど。ただ申し込むだけで、翌月から家賃がカード払いになります。
ただし「手数料無料でポイントが貯まる」という話ではありません。手数料3.6%がかかります。このサービスを上手に使うには、仕組みをきちんと理解した上で、自分の状況に合っているか判断することが大切です。この記事では、実際に使ってみてわかったこと・注意点を含めて正直にまとめます。
家賃のクレカ払いができる仕組み
クレカリ賃貸は「家賃代行払いサービス」です。仕組みはシンプルです。
- あなたがクレカリ賃貸にクレジットカードで家賃を支払う
- クレカリ賃貸が管理会社・大家に代わりに振り込む(振込名義はあなたの名前)
- 管理会社側には通常の口座振替と同じように見える
管理会社やオーナーにとっては従来通りの振込が入るだけなので、特別な承諾なしに利用できます。ただし、現在住んでいる物件で口座振替がすでに設定されている場合は対応できないケースもあるため、入居時か引っ越しのタイミングでの申し込みが最もスムーズです。
対応クレジットカードはVISA・Mastercardのみ
重要な注意点として、クレカリ賃貸が対応しているのはVISAまたはMastercardブランドのクレジットカードのみです。JCBやアメリカン・エキスプレスは利用できません。楽天カードやリクルートカードを使う場合も、VISAまたはMastercardブランドのものを選ぶ必要があります。
手数料は3.6%。メリットを理解して使う
クレカリ賃貸を使う際の手数料は以下の通りです。
| 支払い種別 | 手数料率 |
|---|---|
| 家賃自動払い(毎月) | 3.6% |
| 一度払い(初期費用・更新料) | 4.6% |
たとえば月8万円の家賃なら、毎月の支払いは 80,000円 × 1.036 = 82,880円になります。手数料は月2,880円、年間では34,560円のコストです。
一方、クレジットカードのポイント還元率が1.0%なら、月8万円に対して年間では9,600円分のポイントが貯まります。
純粋なポイント獲得だけを目的にすると「手数料 > ポイント還元」になってしまうため、費用対効果だけでなく別のメリットも含めて判断することが重要です。
それでもクレカリ賃貸を使う価値がある3つの理由
コストがかかるにもかかわらず、私が引っ越しのタイミングで使ってみようと思った理由は3つです。
1. マイル狙いなら高還元になりやすい
ポイント還元率は1%前後でも、マイル換算すると実質2〜3%超になるカードがあります。たとえばマイルの価値を1マイル=2〜3円で換算できるマイラーにとっては、手数料3.6%を差し引いてもプラスになるケースがあります。マイルを航空券に交換する使い方をしている人には特に相性がいいです。
2. カードのランクアップ・審査実績を積める
クレジットカードのゴールドやプラチナにステップアップするには、月々の利用額が重要です。家賃をカード払いにすることで毎月数万円の利用実績が積み上がり、年会費無料でゴールド相当のサービスが受けられるインビテーション型カードの条件を満たしやすくなります。一人暮らしを始めたばかりでカード実績が少ない人には、副次的なメリットとして効いてきます。
3. 初期費用の分散払いに使える
一度払い(手数料4.6%)は高めですが、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料がまとめて50〜80万円かかる引っ越し初期費用をカードで支払えるのは大きな利点です。カード会社のリボ払い移行サービスと組み合わせることで、まとまった支出を分散できます。また、初期費用でカード決済ができれば入会ボーナスの利用条件を一気にクリアできることもあります。
ポイント還元の実際の計算例
月8万円の家賃、還元率1.0%のカードで試算します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間家賃 | 960,000円 |
| 年間手数料(3.6%) | 34,560円 |
| 年間ポイント還元(1.0%) | 9,600円分 |
| 実質コスト | +24,960円 |
還元率1.0%のカードでは年間約2.5万円のコストがかかります。一方、マイルを高還元で使えるカード(実質2.5%以上)であれば、24,000円相当のマイルが手数料とほぼ相殺されます。
「節約」目的ではなく「マイルを貯めたい」「カード実績を積みたい」という目的に使うサービスと理解しておくと、活用しやすいです。
引っ越しのタイミングに申し込むのがベスト
なぜ引っ越しタイミングがいいか。理由は3つです。
1. 初月から適用できる 新居の初回家賃支払い前に申し込めば、最初からポイントが貯まります。途中から切り替えると「前の口座振替を解除する手続き」が発生しますが、最初からなら手間ゼロ。また、口座振替がすでに設定されている物件には対応できないケースがあるため、契約前の申し込みが安心です。
2. カードも同時に作れる 引っ越し時は楽天カード(Mastercard)やリクルートカード(Mastercard)など高還元カードを新規作成するのにいいタイミング。入会ボーナスを受け取りつつ家賃ポイントを重ねられます。注意点は、対応するのはVISA・Mastercardブランドのみである点です。
3. 新居の家賃交渉と合わせて費用を整理できる 引っ越しコスト全体を見直す機会に、毎月の固定費の最適化まで済ませてしまうのが効率的です。電気・ガスの切り替えやスマホプランの見直しと一緒に検討すると、月の固定費を数千円単位で削れることもあります。
使い方の流れ
- クレカリ賃貸の公式サイトで無料会員登録(5〜10分程度)
- 物件情報・支払先の振込口座を登録
- 利用するVISA・Mastercardクレジットカードを登録
- 初回振込は申込から3営業日後、翌月以降は毎月25日に自動振込
利用可能金額は3万円〜200万円。解約も任意のタイミングでOK。引っ越したら新居で再登録するだけです。
こんな人には向いている・向いていない
向いている人
- マイルを航空券に高還元で使える陸マイラー
- カード利用実績を積んでランクアップを狙っている人
- 引っ越し初期費用をカード決済でまとめたい人
- 支払い猶予(最長55日前後)を活用したいキャッシュフロー意識が高い人
向いていない人
- 純粋にポイントで節約したい人(手数料がポイント還元を上回る)
- JCBやアメックスしか持っていない人(対応外)
- 現在の物件で口座振替がすでに設定されている人(引っ越しなしには切替が難しい場合がある)
まとめ:手数料を理解した上で活用する
クレカリ賃貸は「家賃がタダで高還元になる魔法のサービス」ではありません。月々3.6%の手数料がかかるという事実をきちんと把握した上で、自分の使い方に合っているか判断することが大切です。
それでも、マイルをコツコツ貯めている人や、カード実績を積みたい一人暮らし始めたての人、初期費用の支払いをカードで済ませたい人には、引っ越しのタイミングで試してみる価値があります。
まずは公式サイトで手数料込みの月々のコストを計算してみて、自分に合うか確認してみてください。
Author
越野さや
@hikkoshi_lab無類の引っ越し好き。これまで3都道府県で12回単身引っ越しをし、総額引っ越し費用は500万円を超える。引っ越しによって人生を変えてきた。人生を変えるには住む場所を変えるべきと思っている派。