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駅近vs徒歩15分|引っ越し経験者が考えるコスパの正解

🙂 渡邊悠介 公開:

「駅まで4分」の物件から「徒歩18分」の物件に引っ越した理由

6回目の引っ越しまで、僕はずっと「駅徒歩5分以内」にこだわっていました。「通勤が楽なのは絶対に大事」という信念があったからです。

7回目の引っ越しのとき、生活費を見直す必要があり、駅徒歩18分の物件を選びました。家賃は月15,000円安くなりましたが、通勤に毎日18分歩くことへの不安がありました。

結果として、その物件に2年半住みましたが「案外悪くなかった」というのが正直な感想です。毎朝の18分の徒歩が、意外にも精神的なリフレッシュになっていたこと、周辺が静かで生活環境が良かったこと、月15,000円×30ヶ月で合計45万円の節約ができたことが主な理由です。

「駅近」が必ずしも正解ではないという経験を、この記事で詳しく解説します。


「駅徒歩〇分」の相場感

東京都内(23区)を例にした場合の家賃の傾向です。同じ路線・エリアで比較した場合の目安です。

駅からの徒歩時間家賃の傾向(1DK・23区外)
徒歩1〜5分8〜10万円
徒歩6〜10分7〜9万円
徒歩11〜15分6〜8万円
徒歩16〜20分5.5〜7.5万円
徒歩20分以上5〜7万円

「徒歩5分→徒歩15分」の差で、月1〜2万円程度の差が生まれることが多いです。


「駅徒歩〇分」表示の実態

賃貸サイトで表示される「駅徒歩〇分」は、不動産業界の基準として「80メートル=1分」で換算されています。

実際には、以下の要素が加わるため「表示より時間がかかる」ことが多いです。

  • 信号待ち時間が含まれていない
  • 坂道・階段の時間ロスが含まれていないことがある
  • 荷物を持っている・雨天の場合はさらに時間がかかる

「徒歩10分」という表示でも、実際に歩くと13〜15分かかることは珍しくありません。内見時に実際に歩いて計測することを強くおすすめします。


駅近物件のメリット・デメリット

駅近のメリット

メリット1:通勤・通学の時間ストレスが少ない 毎日の通勤時間が短くなるのは、生活の質に直結します。「たかが10分の差」と思うかもしれませんが、往復20分×20日勤務=月400分(約6〜7時間)です。年間では約80時間の差になります。

メリット2:雨の日・暑い日・寒い日が楽 悪天候の日に、駅まで歩く距離が短いことは単純に快適さに直結します。梅雨の6月や猛暑の8月、凍えるような冬の朝に「歩く距離が短くて良かった」と感じる瞬間は多くあります。

メリット3:帰りが遅くなっても安心 終電を逃しそうなときや、深夜の帰宅時も駅近なら徒歩時間が短く安心です。特に防犯面でも、夜間に歩く時間が短い方が安全です。

メリット4:利便性が高い周辺環境 駅近は商店・飲食店・コンビニなどの施設が充実していることが多いです。「ちょっと買い物」「帰りに食事」が便利にできます。

駅近のデメリット

デメリット1:家賃が高い 最大のデメリットです。同じ条件でも駅近は家賃が高く、長期間住むほど総コストの差が大きくなります。

デメリット2:騒音・人通りが多い 駅の近くはロータリー・タクシー待ち・居酒屋・コンビニなど、夜間も賑やかな傾向があります。静かな環境を好む人には向かない場合があります。

デメリット3:競争率が高く物件が少ない 人気が高いため、選択肢が限られます。「駅近にこだわる→選べる物件が少ない→妥協した物件を選ぶ」という悪循環になることがあります。


駅遠物件(徒歩15分以上)のメリット・デメリット

駅遠のメリット

メリット1:家賃が安い 最大のメリットです。節約した家賃を貯蓄・投資・趣味に回せます。

メリット2:静かな住環境 駅から離れると、商業施設が少なくなり騒音が減ります。住宅街の静かな環境で暮らせる可能性が高いです。

メリット3:部屋が広い傾向がある 同じ家賃帯で比較すると、駅遠の方が広い部屋を選びやすいです。

メリット4:歩く習慣が自然につく 毎日の徒歩が適度な運動になります。7回目の引っ越しで徒歩18分の物件に住んだとき、体重が3kgほど減り、ウォーキングが習慣になりました。健康面での副次的なメリットは意外と大きいです。

駅遠のデメリット

デメリット1:通勤時間が増える 毎日のことなので、往復の時間コストが積み重なります。

デメリット2:雨・悪天候が辛い 雨の日は特に駅までの距離が辛くなります。自転車があれば解決できますが、駐輪場代・自転車購入費がかかります。

デメリット3:夜の帰宅が不安(エリアによる) 街灯が少ない住宅街を深夜に歩く場合、防犯面で不安を感じることがあります。特に女性の場合は帰宅路の安全確認が重要です。

デメリット4:バス・自転車が必要になることがある 徒歩20分以上になると、バス利用や自転車が現実的になります。バス代(月3,000〜5,000円程度)が追加コストとして発生します。


コスパの「正解」を計算で考える

徒歩5分と徒歩15分を比較した場合のコスト差を試算してみます。

条件:東京23区外、1DK、2年間居住

徒歩5分徒歩15分
月家賃85,000円70,000円
月差額-15,000円
2年間の家賃差-360,000円
毎日の通勤時間差+10分×2 = +20分/日
2年間の通勤時間差約120時間のロス

2年間で36万円の節約、その代わりに約120時間の追加通勤時間。

この120時間をどう評価するかは個人の価値観次第です。「時給換算で36万円÷120時間≒時給3,000円の仕事を毎日している感覚」と捉えることもできます。


自転車・電動アシスト自転車で駅遠デメリットを解消する

駅まで徒歩15〜20分でも、自転車があれば5〜7分に短縮できます。電動アシスト付き自転車なら坂道もストレスなく走れます。

自転車の購入費(5,000〜100,000円)と月々の駐輪場代(500〜3,000円)を加味しても、駅遠物件の家賃節約分の方が大きい場合がほとんどです。

「駅までの徒歩20分が嫌」という人は、自転車の活用で問題を解消できる可能性があります。


生活パターンから考える「正解」

駅近が向いている人

  • 毎日通勤・通学がある
  • 残業・深夜帰宅が多い
  • 雨が多い地域に住む
  • 荷物が多く徒歩移動がつらい
  • 周辺施設(コンビニ・飲食店)を頻繁に使う
  • 在宅ワークではない

駅遠が向いている人

  • 在宅ワーク・リモートワーク中心(通勤頻度が少ない)
  • 家賃コストを最優先したい
  • 自転車が使える・使いたい
  • 静かな環境を好む
  • 健康のため歩くことを苦に思わない

「最寄り駅の路線」も見落とせない

「駅近か遠いか」と同じくらい重要なのが「どの路線の駅か」です。

同じ「徒歩5分」でも、急行が止まる主要駅と各停のみの小さな駅では通勤時間が大きく変わります。また、「乗り換えなしで職場最寄り駅に行けるか」は、徒歩時間よりも通勤時間全体に影響することがあります。

物件を選ぶときは「最寄り駅の路線と乗り換え回数」「職場最寄り駅までの所要時間」を、Googleマップで実際の通勤ルートを調べて確認することをおすすめします。


まとめ:コスパの正解は「生活パターンで変わる」

駅近(徒歩5分)駅遠(徒歩15分以上)
家賃高い安い
通勤時間短い長い
騒音多め少ない
部屋の広さ(同家賃帯)狭め広め
向いている人毎日通勤・防犯重視在宅・コスト重視

「駅近の方が絶対いい」という思い込みは捨てましょう。在宅ワークが増えた現代では、駅遠物件のメリットを享受しながら節約できる人が増えています。

大切なのは「自分の実際の生活パターン」に合わせた選択です。通勤頻度・体力・コスト感覚を正直に見つめてから、駅近か駅遠かを判断しましょう。

📝 note

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Author

渡邊悠介

12回の引っ越し経験者。引っ越しの失敗と成功を繰り返してきた。その経験をもとにリアルな情報を発信中。