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1階vs2階以上|メリット・デメリットを12回引っ越した人間が解説

🙂 渡邊悠介 公開:

1階に住んで初めてわかったこと

4回目の引っ越しのとき、家賃が安いという理由で1階の部屋を選びました。2階以上より月5,000円安かったので「それで十分」と思っていました。

住んでみてわかったのは、まず「虫の多さ」です。夏になるとゴキブリはもちろん、ムカデや謎の羽虫が部屋に入り込んできました。窓を開けて換気するたびに虫が入ってくる恐怖で、夏は窓も開けられない状態でした。

次に「通行人の視線」です。窓の外を人が歩いていると、部屋の中が見えてしまうため常にカーテンを閉めていました。結果として昼間でも暗い部屋で生活することになりました。

もちろん、1階にもメリットはあります。12回の引っ越し経験から、1階と2階以上の本当の違いをまとめました。


1階のメリット

メリット1:家賃が安い

同じ物件内では、1階は2階以上より家賃が月2,000〜10,000円程度安く設定されていることが多いです。特に人気のないエリアや競争が激しい物件では、大幅に安くなることもあります。

メリット2:引っ越し・大型荷物の搬入が楽

エレベーターなしの物件では、1階は荷物の搬入出が圧倒的に楽です。家具・家電の購入後の搬入、引っ越し時の荷物運びがスムーズで、引っ越し費用が下がるケースもあります。

メリット3:緊急時の避難が早い

地震・火事などの緊急時に、階段を使わず素早く屋外に出られます。高齢者や足が不自由な方にとっても、1階は安全性という意味でメリットがあります。

メリット4:洗濯・ゴミ出しが楽

洗濯物を干す・ゴミを出すなど、日常的な動作が楽になります。重い荷物の購入後も階段を使わなくて済む点は日常の利便性に直結します。

メリット5:上の階の騒音を気にしなくていい

上の階がないため、上からの足音・生活音が聞こえません。騒音は「下からは上へは聞こえにくい」ため、上から来る音のストレスがゼロになります。


1階のデメリット

デメリット1:防犯リスクが高い

窓・バルコニー・勝手口など、直接地面に接する開口部が多い1階は、不法侵入のリスクが高いです。女性の一人暮らしでは特に、1階の選択には慎重になるべきです。

防犯対策(補助錠・防犯カメラ・センサーライト)を徹底しても、心理的な安心感は2階以上に劣ります。

デメリット2:害虫が入り込みやすい

地面に近いため、ゴキブリ・ムカデ・シロアリ・ナメクジなどの害虫が侵入しやすい環境です。特に築古の木造アパートでは、1階の虫の多さは想像以上です。

防虫剤・隙間テープなどの対策は必須になります。

デメリット3:日当たりが悪いことが多い

隣の建物や塀が近い場合、1階は日光が遮られやすく、昼間でも薄暗い部屋になることがあります。南向きでも1階だと日当たりが良くない場合があります。

デメリット4:通行人の視線が気になる

通りに面した部屋の場合、外を歩く人から部屋の中が見えやすくなります。常にカーテンを閉めることで解決できますが、採光と引き換えになります。

デメリット5:湿気・カビが多い

地面からの湿気が上がりやすく、1階は他の階より湿度が高くなりがちです。梅雨〜夏にかけてカビが生えやすく、結露も多くなります。換気・除湿対策が欠かせません。


2階以上のメリット

メリット1:防犯性が高い

2階以上は地面から直接侵入できないため、防犯性が1階より格段に上がります。3階以上になるとさらにリスクが低下します。心理的な安心感も大きく、毎日の帰宅時のストレスが減ります。

メリット2:日当たりが良い

建物や塀に遮られにくく、十分な日光が部屋に入る可能性が高いです。特に南向き・東向きの部屋では、2階以上の方が明るい生活環境になります。

メリット3:害虫が少ない

4階以上になるとゴキブリが出るリスクが大幅に下がります(ゴキブリは飛べますが、通常は高層階にまで上ることは少ない)。2〜3階でも1階よりは遭遇頻度が少なくなります。

メリット4:通行人の視線がない

外から部屋の中が見えにくいため、カーテンを開けて自然光を取り込んだ生活がしやすくなります。プライバシーが保たれた快適な環境です。

メリット5:眺望・開放感がある

高層階になるほど眺めが良くなり、生活に開放感が生まれます。


2階以上のデメリット

デメリット1:引っ越し・搬入が大変

エレベーターなしの物件では、引っ越し時の荷物搬入が大変です。特に洗濯機・冷蔵庫・ソファなどの大型家電・家具は、階数が上がるほど搬入費用が増えます。

引っ越し業者の見積もりでも「エレベーターなし・3階以上」は追加料金になることが多いです。

デメリット2:日常の移動が面倒(エレベーターなしの場合)

エレベーターなしの物件で上の階に住むと、買い物の荷物・ゴミ出し・洗濯など、毎日の移動が大変になります。特に重い荷物を持っての階段の上り下りは、長期間住むと体の負担になります。

デメリット3:下の階に音が伝わるストレス

自分の生活音(足音・音楽・家具を引きずる音)が下の階に聞こえることを気にしながら生活するストレスがあります。特に木造アパートの場合、この気遣いは日常的なストレスになることがあります。

デメリット4:家賃が高い

1階より家賃が高くなります。同じ建物内で1階より2〜3万円高い場合もあります。


階数別の特徴まとめ

階数防犯性日当たり害虫引っ越し眺望
1階低〜中多いなし
2階少ない普通少し
3〜4階少ないやや大変良い
5階以上非常に高非常に高ほぼなしエレベーター次第非常に良い

どちらを選ぶかの判断基準

1階を選ぶべき人

  • 男性で防犯リスクをそれほど気にしない
  • 引っ越しを頻繁に行う(荷物の搬入出の楽さを重視)
  • 家賃をできる限り抑えたい
  • 高所が苦手
  • 足が不自由・体力的に階段がきつい

2階以上を選ぶべき人

  • 女性、または防犯を重視する男性
  • 日当たりを重視する
  • 虫が嫌い
  • 長期間(2年以上)住む予定
  • 眺めや開放感を大切にしたい

実は「1階か2階か」より「構造と環境」が重要

12回の引っ越しで気づいたのは、「1階か2階か」の選択よりも、「建物の構造(RC造か木造か)」と「周辺環境(隣の建物との距離・街灯の有無)」の方が生活の質に大きく影響するということです。

  • 木造2階より、RC造1階の方が防音性が高い
  • 隣建物が近い2階より、南向き1階の方が日当たりが良いこともある
  • 人通りが多い1階より、静かな路地の2階の方が防犯上安全なこともある

階数だけで判断せず、建物の構造・周辺環境を合わせて総合的に評価することが、満足度の高い物件選びにつながります。


まとめ

1階の最大のメリットは「家賃の安さ・引っ越しの楽さ」、最大のデメリットは「防犯性・害虫・日当たり」です。

2階以上の最大のメリットは「防犯性・日当たり・眺望」、最大のデメリットは「家賃が高い・エレベーターなしの場合の移動の不便さ」です。

女性の一人暮らしや、防犯を重視する人は原則として2階以上を選ぶことを強く推奨します。男性で家賃を最優先に考えるなら1階も選択肢になりますが、防虫対策と湿気対策は必須です。

どちらを選ぶにせよ、自分の生活スタイルと優先事項を明確にしたうえで判断することが大切です。

📝 note

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Author

渡邊悠介

12回の引っ越し経験者。引っ越しの失敗と成功を繰り返してきた。その経験をもとにリアルな情報を発信中。