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1DKと1LDKどっちがいい?一人暮らしに最適な間取りを比較

🙂 渡邊悠介 公開:

「広い部屋に住めば幸せになれる」という幻想

28歳のとき、「もう少し広いところに住もう」と思って1LDKに引っ越しました。家賃は月2万円上がりましたが、「広い部屋でゆったり暮らせる」と期待していました。

引っ越して1ヶ月後の感想は「なんか使い切れていない」でした。寝室とリビングが分かれているものの、結局リビングに布団を持ち込んで寝ていました。広いキッチンがあっても自炊頻度は変わらず、「あの2万円は何のためだったんだろう」と後悔しました。

間取り選びは面積や「広そう」という感覚ではなく、自分の生活スタイルと正直に向き合うことが大切です。


1DKと1LDKの基本的な違い

1DKとは

D(Dining)とK(Kitchen)がセットになった「ダイニングキッチン(4.5畳以上8畳未満)」に加えて、居室が1つある間取りです。全体的に25〜35㎡程度の物件が多いです。

1LDKとは

L(Living)D(Dining)K(Kitchen)がセットになった「リビングダイニングキッチン(8畳以上)」に加えて、居室が1つある間取りです。全体的に35〜50㎡程度の物件が多いです。

わかりやすい違い

項目1DK1LDK
LDKの広さ4.5〜8畳未満8畳以上
総専有面積(目安)25〜35㎡35〜50㎡
家賃差(都市部)基準+1〜3万円
特徴コンパクト・コスパ重視広い・ゆとりある生活

1DKのメリット・デメリット

1DKのメリット

メリット1:家賃が安い 東京都内を例にとると、1DKの平均家賃は7〜8万円程度、1LDKは9〜12万円程度です。年間で計算すると24〜48万円の差が生まれます。この差を貯蓄や趣味に回せることは大きなメリットです。

メリット2:掃除・管理が楽 面積が小さい分、部屋の掃除が短時間で済みます。一人暮らしで掃除に時間をかけたくない人には大きなメリットです。また、冷暖房費も部屋が小さい分安くなります。

メリット3:コンパクトで意外と快適 ダイニングと居室の距離が近いため、料理しながら映画を見るなど、動線がコンパクトで効率的に過ごせます。1Kとの差が「食事スペースがある」という点で、食事と生活スペースが分離されているのは意外と快適です。

1DKのデメリット

デメリット1:友人を呼びにくい ダイニングキッチン部分は食事スペースとして使えますが、リビングほどの広さはなく、複数人を呼ぶには少し手狭です。友人を頻繁に招く人には窮屈に感じるかもしれません。

デメリット2:在宅ワークには向いていないことも 寝室とワーキングスペースを分けたい人は、1DKだと食卓がそのままデスク代わりになってしまいがちです。「仕事とプライベートを物理的に分けたい」人には不向きです。

デメリット3:物が増えると狭くなる 引っ越し直後は広く感じても、家具・家電を揃えると一気に狭くなります。特に洋服や本が多い人は収納不足を感じることがあります。


1LDKのメリット・デメリット

1LDKのメリット

メリット1:生活スペースが豊富でゆとりがある 寝室とリビングが完全に分かれるため、起きている時間と寝ている時間の空間をきっちり分けられます。特に在宅ワークやリモートワークをする人には、仕事部屋とリビングを分けられる点が大きなメリットです。

メリット2:友人を呼びやすい 8畳以上のリビングダイニングがあれば、3〜4人を呼んでも十分なスペースがあります。家で集まりたい・料理を振る舞いたいという人には1LDKが向いています。

メリット3:パートナーとの同棲にも対応できる 将来的に同棲を考えている場合、1LDKなら二人でも生活できます。「将来的な変化に対応できる」という点は大きな安心感です。

1LDKのデメリット

デメリット1:家賃が高い 最大のデメリットです。1DKと比べて月1〜3万円高くなることが多く、年間12〜36万円の差になります。一人暮らしで収入が限られている時期には、この差は大きいです。

デメリット2:物が少ないと殺風景になる 広い分、家具が少ないとスカスカに見えてしまいます。ソファ・テレビ台・ダイニングテーブル・ベッド・収納など、揃えるべき家具が増え、初期費用も高くなります。

デメリット3:冷暖房費が上がる 広い部屋を冷房・暖房で快適に保つには、電気代・ガス代が増えます。特に夏と冬に影響が出ます。光熱費として月3,000〜5,000円程度の差が生まれることもあります。


自分に合った間取りを選ぶ判断基準

1DKが向いている人

  • 一人暮らし初年度〜3年目:生活スタイルが固まる前に高い家賃を払う必要はありません
  • 貯金・投資を優先したい人:家賃差を資産形成に回すのは合理的な判断です
  • ミニマリスト志向の人:物が少ない生活スタイルなら1DKで十分快適です
  • 外出・外食が多い人:家にいる時間が短いなら広い部屋は必要ありません
  • 自炊をあまりしない人:キッチンを多用しないならダイニングスペースはそれほど重要ではありません

1LDKが向いている人

  • 在宅ワーク・リモートワークが多い人:仕事と生活空間を分けることで集中力が上がります
  • 友人・パートナーをよく招く人:広いリビングは人付き合いの質を高めます
  • 趣味が多い・物が多い人:楽器・絵画・ゲーム機など趣味の機材がある場合は広さが必要です
  • 将来的な同棲を視野に入れている人:1LDKなら急な生活変化にも対応できます
  • 収入的に余裕がある人:家賃差が家計に大きな影響を与えない場合は快適さを優先してOKです

1DKと1LDKの中間を狙う方法

「1DKだと少し狭いが1LDKは高すぎる」という場合、以下の方法で中間点を見つけることができます。

方法1:広めの1DK(30㎡以上)を探す

1DKでも30㎡以上あれば、生活スペースとしてはかなり快適です。ダイニングキッチンが広めで居室も8畳前後あれば、1LDKのように寛いだ使い方ができます。

方法2:1LDKの中でも築古物件を選ぶ

築20〜30年の1LDKは、同条件の築浅物件より家賃が2〜3万円安くなることがあります。設備はやや古くなりますが、広さを確保しつつ家賃を抑えられます。

方法3:LDKの広さより「居室の広さ」を優先する

「8畳のLDK+6畳の居室」の1LDKより「6畳のDK+8畳の居室」の1DKの方が、一人暮らしには使いやすいことがあります。寝室の広さを確保できる1DKを探す戦略もあります。


実際の生活コストで比較してみる

東京都内(23区外・駅徒歩10分)を想定した場合の試算です。

1DKの場合(25㎡、家賃7.5万円)

  • 家賃:75,000円/月
  • 電気代:3,000〜4,000円/月
  • ガス代:2,000〜3,000円/月
  • 管理費:5,000円/月
  • 月額合計:85,000〜87,000円程度

1LDKの場合(40㎡、家賃9.5万円)

  • 家賃:95,000円/月
  • 電気代:5,000〜6,000円/月
  • ガス代:3,000〜4,000円/月
  • 管理費:8,000円/月
  • 月額合計:111,000〜113,000円程度

月額差は約2.5万円。年間では約30万円の差になります。


まとめ:まず「生活スタイル」を正直に見つめ直す

間取り選びで失敗する最大の理由は「なんとなく広い方がいい」という感覚で決めてしまうことです。

僕が12回の引っ越しで学んだのは、「広い家に住むと生活が豊かになる」という期待は半分しか正しくないということです。自分の生活スタイルに合っていない広さの部屋は、ただ「管理が大変で家賃が高い部屋」になります。

まず自分が1日の中で家で何をしているか、週末はどう過ごしているかを書き出してみてください。そこから「1DKで十分か、1LDKが必要か」の答えは自然と見えてきます。

📝 note

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Author

渡邊悠介

12回の引っ越し経験者。引っ越しの失敗と成功を繰り返してきた。その経験をもとにリアルな情報を発信中。